Dharma Budaya

活動記録 ( 2009-2000 ) > 2008年のコンサートレポート

まちかね祭コンサート&ワークショップ

  • 日時:2008年11月2日(日)
  • 概要:毎年恒例、まちかね祭でのコンサート&ワークショップ
  • コンサート詳細
演奏風景

 お天気にも恵まれた「まちかね祭」。ガムランのワークショップ&コンサートに足を 運んで下さった方々、ありがとうございました。

たくさんの方に参加していただいたワークショップでは、「ベンドロン」というランチャラン形式の短い曲が課題曲でした。今回は楽譜もなしにいきなり楽器に触れていた だきました。普段耳にする機会の少ないガムラン音階ですが、皆さんすぐにフレーズを覚えられ、難しいサロン類の消音にチャレンジされる方もちらほら。小学生の女の子が 難しい太鼓を叩いておられたのも印象的でした。 ワークショップの後半には、曲の途中で太鼓の合図を聞き分け、スレンドロ音階とペ ロッグ音階を交互に入れ替えながら演奏していただきました。音階の違いを充分に味わっていただけたのではないでしょうか。また、太鼓の合図が聞き取りにくく、かなり難 しかったかと思いますが、ガムランを演奏する際には自分の楽器を演奏しながら、ほかの楽器の出す合図を聞き分けなければなりません。(僕もまだまだ練習中です。) 「聞き分けられなかった!悔しい!!」という方、再チャレンジも大歓迎です!是非今後も、「日曜ガムラン」や、学園祭でのワークショップにお越しいただき、ガム ランの音色を一緒に楽しみましょう!

コンサート風景 コンサート風景

コンサートでは、伝統的な古典曲を中心に演奏しました。

ワークショップでは使わなかった楽器の音色や、様々なイロモ(テンポ)の変化など、楽しんでいただけたでしょうか? 「ウィルジュン」という曲では、ダルマ・ブダヤが毎月一度行なっている「日曜ガムラン」に参加してくださっているメンバーの方々にクノン、クンプールやゴングといった 、責任の重い楽器を演奏していただきました。また、小学生の女の子は曲のバルンガン(旋律)を覚えてサロンを演奏、将来が楽しみです。

今春、オーストラリア人のデイヴィッド・コットロゥイ氏が来阪し、ダルマ・ブダヤに作って下さった曲“Haru”も演奏しました。記入いただいたアンケートのなかに、こ の曲が印象に残ったと書いて下さったものもあり、大変うれしかったです。

5月上旬の「いちょう祭」でのワークショップ、コンサートもお楽しみに。冬に新しく挑戦した古典曲が立派に披露できればいいなぁ、と思います!

安居 良太


「SHOIN子育てカレッジ」ガムラン音楽ミニコンサート

  • 日時:2008年9月23日(火・祝)
  • 概要:大阪樟蔭女子大学での、小学生とその保護者のための体験ワークショップ、ガムランミニ・コンサート
  • コンサート詳細
コンサート風景 コンサート風景 コンサート風景

小学生を対象としたガムランワークショップ、コンサートを行いました。小学生の心にガムランの音はどう響いたのでしょうか。 ワークショップの後は、ガムランコンサート。約1時間のコンサートでしたが、みなさん最後までじっくり聴いてくれました。お母さんのひざの上に収まって聴く姿がとてもかわいかったです。保護者のみなさま、お疲れ様でした。これを機に興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひ、日曜ガムランへお越しください。親子で、一人で、小学生も参加しています。

塩崎 桃子


音楽の祭日 2008

コンサート風景 コンサート風景

みんぱくで行われた「音楽の祭日」というイベントに出演しました。 早いもので、ダルマ・ブダヤは今年で3回目の出演でした。 毎年、展示してある楽器を演奏しています。貴重な展示品なので初めはおそるおそるだった演奏も、3 回目ともなるとだいぶ余裕が出てきました。 今回はジャワ・ガムランの古典曲とダルマ・ブダヤオリジナルの歌えるガムラン曲を演奏しました。 お客さんも大勢の方に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。

コンサート風景

左の写真のように、1台の楽器を2人で演奏している風景に、「めずらしいわぁ」「すごいねぇ」と興味津々だった方が大勢いらっしゃいました。実は今回は楽器の都合でこんな形になっただけで、普段は1人1台で演奏します。

塩崎 桃子


森のコモンズ(第2回 現代アートの森)

コンサート風景 コンサート風景

様々なミュージシャンやアーティストが集った、現代アートイベント「森のコモンズ」。ダルマ・ブダヤは11日(日)午後のス テージに上がりました。


まず、ダルマ・ブダヤは、オリジナル曲“夜霧の私”、“市場に行こう”を演奏。この2曲の「静」と「動」のギャップを 楽しんでいただけたように思います。さらに、3月末から来阪し、ダルマ・ブダヤ、マルガサリとともに作曲活動を行った、 オーストラリア南部アデレード出身の作曲家・パフォーマー、David Kotlowy氏の新曲を披露しました。


まず、David氏がダルマ・ブダヤに作ってくださった、柔らかい響きが印象的な“Kincir Air(水車)”と、彼が体感した 「日本の春」からインスピレーションを受けつくられた、“Haru”、の二曲を演奏しました。続いて、マルガサリがDavid氏の新作を演奏しました。弓で奏でられたグンデルが響く中での斬新なダンスに観衆が 息を呑んだ、“グンデルのために(for gender)”。山に入り、散乱したガムラン楽器を用いての現代音楽的パフォーマンス、 “ネスティング(Nesting)”。


私たちがそれまで知らなかったDavid氏の新たな一面を垣間見て、彼との作曲を望む気持ちはさらに、さらに高まりますが、 それはまたの機会に…。ダルマ・ブダヤとDavid氏のお付き合いは、今後も続きます。次回の来阪では、どのような作品が出来上がるのでしょうか?

安居 良太


いちょう祭コンサート&ワークショップ

  • 日時:2008年5月11日(日)
  • 概要:毎年恒例、いちょう祭でのコンサート&ワークショップ
  • コンサート詳細
演奏風景

新緑の眩しい阪大キャンパスで、恒例の「いちょう祭コンサート&ワークショップ」が行われました。今回もたくさん の方々に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。約半年ぶりのコンサートということでメンバーのや る気も満々!(でしたよね?)

さて、今回のコンサートでは、ジャワの古典曲4曲、ダルマ・ブダヤオリジナル曲2曲に加え、3月に来日されたオーストラリア の作曲家、デイビット・コットロゥイ氏が私たちのために作ってくださった新曲を2曲、初披露しました。朽ちかけた水車の独特な 回転リズムと水の音を古典曲の形式にのせて表現した「Kincir Air(キンチル・アイル)」、そよ風に花が舞う様子、そして春の 生命力をイメージしたという「Haru」、どちらもすてきな曲です。お聴きになったみなさん、いかがでしたか?

また、前回秋の「まちかね祭」にひきつづき、今回も日曜ガムランに参加されている方々と共演しました。古典曲「Ldr. Wilujeng Pl. Br.」では楽器を演奏していただき、ダルマ・ブダヤオリジナルの遊唱歌「ムラピ山」・「市場に行こう」ではお子さ んも交え、元気いっぱいに歌っていただきました。日曜ガムランの方々がコンサートに参加してくださることは、こちらにとって 、たいへん励みになります。「私もコンサートに出たい!」と興味を持たれた方は、ぜひ日曜ガムランへお越しください!

演奏風景 演奏風景

ワークショップでは「Lcr. Kebogiro Glendheng Pl. Lima」をみなさんに演奏していただきました。ガムランの特徴、楽器や楽譜の読み 方などの説明が一通り終わると、いよいよ実践です。例えばサロン類ですと、楽譜のとおりに数字を叩けばいいんだ、と分かって いても・・・。初めてですとなかなか難しいんですよね、これが。でも、みなさんがんばった甲斐あって、合奏もなんとかうまくいき ました。ちなみにこの曲は、先日、日曜朝のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のワンシーンで流れていたそうです。今後また流れ るかもしれませんので、要チェックです。曲が流れたら、早速今回演奏した楽器を叩くまねなどして復習されてみてはいかがでし ょうか?・・454545・・・

鈴木 玲